iPhoneのアプリを5年更新しなかったら、酷い事になった

投稿者: | 2019年1月29日

2013年ごろ、まだiPhone向けのアプリの数も少なかったので、自分の必要なアプリを作って、AppStoreで公開したことがありました。
下記のWebサイトの更新を確認するアプリです。

当時、iOS7の最新機能であったバックグラウンドフェッチ機能を活用し、バックグラウンドでWebサイトの更新を確認してくれるアプリでした。
更新の検知には、Webサイトのタイプに合わせて、リンクの増減やテキストの増減を利用して検知するので、誤検知率も低く、まあまあ使えるアプリでした。

しかし、自分が使わなくなった&仕事が変わった関係で、完全に存在を忘れて放置状態に。
久しぶりに思い出してAppStoreを見たら、レビューが酷い事になってました・・・

放置して申し訳ない・・・

仕事で稀にXCodeを触る関係で、デベロッパープログラムの更新自体はしていたため、アプリが公開され続け、被害が拡大してしまったようです。

何が問題?

2013年から2019年、iOS 7からiOS 12に変わった事で、下記のような問題が発生していました。

  • AdMobの古いライブラリが原因で、アプリが起動しない
  • ローカル通知がAPI仕様変更(ユーザオプトイン追加)により動作せず、通知が来ない
  • 最近の常時SSL対応サイトで、更新検知ができない場合がある
  • iPhone X 以降のセーフエリアのある画面形状に非対応(上下に帯が出る)

このまま放置も非常に申し訳ないので、修正してバージョンアップしました。
5年ぶりにアプリを公開したのですが、AppStoreの審査が数時間で終了して驚きました。

Windowsのアプリなんか、20年前のWindows95/98向けに作ったアプリでも、Windows10で大抵は問題なく動作するのですが、スマホは進化が早いから仕方ないですね。
まあ、Macは20年前のアプリは動作しないので、スマホと言うより、MSとAppleの互換性維持ポリシーの差という気もしますが・・・